台北市に位置する国立中正紀念堂にて2020年1月18日~4月19日まで開催される今春注目の浮世絵の大型展覧会『江戶風華-五大浮世繪師展』へplanticaが特別招聘展示として起用され、会場入り口に展示するインスタレーションアートを手掛けました。

葛飾北斎の代表作である「富嶽三十六景」シリーズの中で、特に馴染みの深い「神奈川沖浪裏」と「凱風快晴」、その2つの絵をモチーフに押し花で再構成した作品。作品は4つの紗幕に転写され、会場の展示では空中に「浮いた絵」として鑑賞を楽しめる工夫が施されています。

作品全体のサイズは <縦300cm x 横600cm> で迫力のある展示スケールは、まるで海の高波や富士山の朝焼け、空に浮かぶ雲の移り変わりを目の前で感じられるような体感型の作品です。

作品に使用した押し花は約16000枚以上の花弁を使用、モチーフの絵の描写に近い色彩の花弁を選び、それらを素材に浮世絵を再構成して描かれています。

– 作品モチーフ : 富嶽三十六景「神奈川沖浪裏」「凱風快晴」
– 作品サイズ : 高さ 300cm x 横幅 600cm(H300 x W150 x4枚)
– 作品制作日数 : 4週間
– 作品展示場所 : 会場エントランス
– 作品制作手法 : 押し花, デジタルスキャン, デジタルコラージュ, 紗幕転写, 空中展示
– 花弁使用数 : 約16,537枚