東京駅八重洲口の駅ビル「GRAND TOKYO NORTH TOWER」17階、スカイロビーに竹を用いたインスタレーションを設置しました。このスカイロビーは、様々な企業が入居するオフィス棟のエントランスとして、社員や来客が一日を通して行き交う活気ある場所です。

今回のインスタレーションでは、高層階ならではの浮遊感や壮大な景観を際立たせる造形構成を取り入れ、また人と情報が心地よく交わる空間を目指した演出を施しました。

竹という素材の特徴は、直線と曲線を自在に活かした多彩な形状の表現が可能なことです。さらに、竹の外側は抹茶色、割り竹の内側は鶯色と、自然がもたらす色彩の多様性を含んでいます。また、時間の経過とともに乾燥が進むことで、色合いが変化し、より豊かな表情を見せるのも魅力です。この特性を活かし、一本の竹から複雑な造形美と緑の多彩な色彩を表現するインスタレーションに仕上げました。