ハウステンボス「花の大祭典」plantica作「18世紀の時代部屋」演出

2015年春、長崎県佐世保市のハウステンボス「花の大祭典」にゲストアーティストとして招聘されたplanticaは、「パレス・ハウステンボス」内の4部屋でインスタレーションを制作しました。本記事では、そのうち「18世紀の時代部屋」での「Sweet Room」をテーマにした空間演出を紹介します。

この部屋では、ロココ調の華麗な装飾スタイルと当時の貴族文化にインスピレーションを受け、planticaが空間全体をデザイン。カラフルで香り高い生花のアレンジメントやマカロンなどの洋菓子で飾られたケータリングテーブルを中央に配置。さらに、特製の花柄テキスタイルを用いた寝具(天蓋付きベッドなど)、家具(クロゼット、ソファ、椅子)、衣装(ブラウス、スカート、シューズなど)を制作し、展示空間を構成しました。

ソフィア・コッポラ監督の映画「マリー・アントワネット」の一場面を彷彿とさせる、優雅で甘美な貴族の時代部屋を再現しました。

補足情報:

「花の大祭典」: ハウステンボス全体が花の美術館のように彩られる春の祭典。planticaによるパレス・ハウステンボス4部屋の空間演出のほか、庭園デザイナー石原和幸氏による巨大な花のオブジェなども展示されました。

期間: 2015年4月11日(土) – 4月30日(木)

パレス・ハウステンボス: オランダ女王陛下の宮殿を忠実に再現した建物。内部にはハウステンボス美術館があります。
公式サイト: https://www.huistenbosch.co.jp/enjoy/special/palace_huistenbosch.html

「18世紀の時代部屋」: 18世紀ロッテルダムの紡績商の別荘にあったティールームを復元。ロココ調の装飾と柔らかな曲線が特徴のインテリアです。