ハウステンボス「花の大祭典」にて Nomadic Ikebana 展示

2015年春、長崎県佐世保市のハウステンボス「花の大祭典」にゲストアーティストとして招聘されました。「パレス・ハウステンボス」内の4部屋でインスタレーションを制作しました。本記事では、そのエントランスホールにあたる「ホワイエ」での展示を紹介します。

展示テーマ: Nomadic Ikebana
この「ホワイエ」では、plantica独自の表現スタイルシリーズ「Nomadic Ikebana」の作品群を展示。パレス・ハウステンボスの格式高いヨーロッパ調の空間に対し、あえて生け花とストリートアートの要素を融合させた、カジュアルでサブカルチャー的なインスタレーションを展開しました。これは、従来のフラワーアートの概念を良い意味で覆す試みでもありました。

「Nomadic Ikebana」のコンセプト:
「伝統的な華道の作法や花型法に安住せず、漂流し彷徨い、未知の表現を探し求め続けること。お決まりの場所や空間で美しく花を飾るのではなく、新しい世界に花を投げ込み、強かに存在させること。花と私たちの “Nomadic（遊動）”は、まだ始まったばかり。」

展示構成:
流木、雑木、生花を用いた大型生け花 1点
「Nomadic Ikebana」シリーズの作品写真を転写した紗幕 10枚

補足情報:
「花の大祭典」: ハウステンボス全体が花の美術館のように彩られる春の祭典。

期間: 2015年4月11日(土) – 4月30日(木)

パレス・ハウステンボス: オランダ女王陛下の宮殿を忠実に再現。
公式サイト:https://www.huistenbosch.co.jp/enjoy/special/palace_huistenbosch.html

「ホワイエ」: パレス・ハウステンボスの正面エントランスホール。白と黒の大理石の市松模様の床が特徴的です。